amazonアフィリエイトリンクを含みます。
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
Amazonで見る読んだ理由
エンジニアリングマネージャーとして、自分のチームや組織に対してどうやって影響力を高めていくかが課題だと感じ、本を探していたところ、この本に出会った。
読んでみて
2013年に刊行された本。ページは190ページで、サクッと読める分量。 文体はカジュアルでとっつきやすいが、その分、構成がしっかりしていないように感じる部分もあった。また、日本語訳の影響か、少し頭に入ってきにくい印象もあった。
内容としては、個人的には正直、あまり真新しいものは多くなかった。 特にマネジメントやリーダーシップに関する内容が多いのだが、最近のエンジニアリングマネージャー本でも触れられている内容が多いと感じた。 (逆にいうと最近そういった本の走りなのかもしれないが)
ただ、そういった本格的な本を読むのが億劫な人には、最初の一冊としては良いかもしれない。
また、いくつか印象に残る内容もあったので、概要をまとめておく。
人と働く上での土台はHRT
HRTとは、Humility(謙虚)、Respect(尊敬)、Trust(信頼)の頭文字をとったもの。 著者は、人と働く上での基本はHRTであると説く。
すべての人間関係の衝突はHRTの欠如が原因だ
確かに当たり前に大事なことだが、HRTという一言で表現することで、明確なメッセージになっていたのが印象に残る。 ただ、いきなりHRTとだけ言われても頭に入りづらいので、日本語で該当する概念を探してみたが、ぴったりくるものはなさそうだった。
謙虚:
- エゴを抑え、周囲から学ぶ
- 自分の非を認める
- 不完全な出来上がりでも早く共有してフィードバックを得る
- 学び続ける
尊敬:
- 人ではなく、コードや自分に批判を向ける
- 忍耐する
信頼:
- 他人の意見を信頼する
- 周囲からの影響を受け、意見を取り入れる
チームの文化を作る
そのためには、ミッションステートメントを作る。
チームの向かう方向性を、大枠でそろえる。 やること・やらないことを明確にする。
リーダーシップ
- サーバントリーダーたれ。必要なら穴を埋め、自ら手を汚す
- 目標を明確にする
- 正直になる(言葉は選ぶが、明確にフィードバックする)
- カオスからチームを守る
アンチパターン
- 自分の言いなりになる人を採用する
- パフォーマンスの低い人を無視する
- 採用を妥協する
- チームを子供として扱う
メンバーのモチベーションを上げる
- 一人一人、必要なものは違う(植物のようなもの)
- 主体性を持たせる。責任を与え、任せる
まとめ
本格的なマネージャー本を読むのが億劫な人や、マネージャー・リーダーになりたての人のとっかかりとしては、良い本だと思います。 中古で買えば安いので、読んでみるのはアリだと思います。新品で買うのはちょっともったいないかも(最近のマネージャー本を買った方がいいかもしれません)。