科学的根拠に基づく最高の勉強法
Amazonで見る勉強って何すればいいの?
仕事っていろんな知識を求められる。
エンジニアなら技術的な知識。それは前提で、事業のことだったり、ビジネスのことだったり、業界やドメインのことだったり。
効率的に知識を頭に入れていかないと、太刀打ちできない。
その中でも頭がいい人はいて、なんでこんなに知識を吸収できるんだろう?と思う。
そして自分もちゃんと勉強をしなきゃと思うに至るのだが、そもそも「勉強」って何?
どうやってドメイン知識を学べばいいのだろうか? どうやってビジネスの基礎的知識を学べばいいのだろうか?
本を読む? ノートを書く?
勉強って何すればいいの? どうすれば効率的に知識を吸収できるの?
当然学生時代には勉強してきたはずなのだが、社会人になってから改めて疑問に思った。
そんな時にこの本に出会った。
この本について
題名の通り、科学的な根拠に基づいて、効果が高い勉強法を教えてくれる。 著者は米国内科専門医。ザ・試験勉強のトップオブトップを潜り抜けた経験を持っている。
ちなみにこの本で紹介されている「効果が高い」とは、主には記憶力だったり、テストの点数や成績を評価指標としているエビデンスが多い。 なので、必ずしも仕事での思考力、問題解決力などに直結するかというと、そうではないかもしれない。(そもそもそういった抽象的な能力は計りづらいのかもしれないが)
内容としては、とても良かった。記載内容は平易で、科学的な実験の結果や、具体的な例も交えて勉強法が解説されている。 ページ数も250ページほどで、サクッと読めるちょうどいい分量だった。
今後の自分の学習にも取り入れていきたい。
以下に印象に残った内容をまとめてみる。 詳細が気になる方はぜひ手に取って欲しい。
効果の高い学習方法
- アクティブリコール
- 何も見ずに、能動的に学んだことを思い出す
- 白紙に書き出す
- 言葉にしてみる
- 分散学習
- 時間を置いて、継続的に学習する
- 間隔は目的や内容によって変わるが、1日〜1週間程度が目安
- 精緻的質問
- 学んだ内容について自分に問いかける
- なぜ?(Why)
- どのように?(How)
- 自己説明
- 誰かに説明しているかのように、学習した内容を自分で説明する
- わかったことは何か?
- わからないことは何か? 等
- インターリービング
- パターンをランダムに混ぜて学習する
- 過去問を解くのはまさにこれ
- スポーツや動作の練習にも有効
- 教科が違いすぎたり、全く理解してない領域では効果が薄い
とくに1.アクティブリコールと2.分散学習を組み合わせると良いという。
一方でこの組み合わせを補足する動画をYouTubeで見かけたので、参照しておく。 Dr. Sungの動画内では、ただアクティブリコールするだけでなく「エンコーディング(情報の意味的な符号化)」が必要だと話している。
また1.アクティブリコールは電車にのったり、トイレをしていたりといった隙間時間でも頭の中で思い出してみることで実践できる。
モチベーションを高める
学習へのモチベーションが高い方がより学習効果も高まることを示す研究がある。 以下はモチベーションを高めるための方法。
- 自己関連づけ
- 学習する内容が自分にどう役立つのかを言葉にする
- 自己効力感を高める
- 自己効力感とは自分にはできるという感覚のこと
- 成功体験を得ることで自己効力感を高められる
- 小さな目標と達成を積み重ねる、セルフモニタリングをすると良い
- 自己決定理論
- 3つの心理的欲求を満たすことで内発的動機を高める
- 自律性(自分で決める)
- 有能感(できると感じる)
- 関係性(誰かと繋がる)
- 好奇心に従う
- 好奇心を手がかりに学ぶ対象を選ぶ
その他
- スマホから離れる
- スマホの存在が集中に影響するという研究もある
- 見えないところ、別の部屋などに置く
- ぼーっとする時間を確保する(記憶が定着する可能性がある)
- 運動をする
- 有酸素運動で海馬の体積や記憶に好影響が示された研究がある
- 小さな短い運動でも実行することが大事
- 睡眠を大切にする
- 学習をして、早く寝た方が記憶が定着する
- 睡眠時間を確保する