超・箇条書き 「10倍速く、魅力的に」伝える技術
Amazonで見る箇条書きをもっとうまく書きたい
箇条書きって仕事で毎日使う。 チャットでのコミュニケーションや会議のメモ。
でも、うまく書けているのか、もっといい書き方がないのかってぼんやりと思っていた。
そんな時にこの本に出会った。
この本では著者が、箇条書きを洗練させた「超・箇条書き」の書き方を伝授してくれる。
著者はシリコンバレーのスタートアップとも関わって仕事をし、世界的なコンサルティングファーム A.T. カーニーのマネージャーを務める。
超・箇条書きのステップは3つある。 「構造化する」「物語化する」「メッセージ化する」だ。それぞれの3つのコツを実例を交えて解説してくれる。
明日からの箇条書きライフにヒントをくれるし、本書の主張でもあるが、単に箇条書きだけでなく、プレゼン資料を作ったり、考えをまとめたりすることにも応用できる内容だ。 何となく書いていた箇条書きを、紹介されているコツを意識してアップデートしたい。
超・箇条書きのステップの要旨をまとめておく。本書ではより細かい例や解説が書いてあるので、気になる方はぜひ手に取ってほしい。
超・箇条書きのステップ
1. 構造化する
構造化とは、文のレベル感をそろえることだ。 なぜ必要か? 読み手が全体像を一瞬で理解できるようにするためだ。
構造化の3つのコツは次のとおり。
- 自動詞・他動詞で分ける
- 現象・状態(静止画)を伝えたいときは、自動詞を使う
- 他動詞に変換できないかに注意する
- 行動(動画)を伝えたいときは、他動詞を使う
- 主語・目的語を必ず入れる
- 体言止めは避ける
- 体言止めは解釈が分かれやすい(過去・現在・未来のどの話か、主体は誰かなど)
- 現象・状態(静止画)を伝えたいときは、自動詞を使う
- 直列・並列で分ける
- 直列型のつながりとは、文と文との間に時間の流れがあるもの
- 並列型のつながりとは、文と文との間に時間の流れがないもの
- ガバニングする
- 箇条書きに見出しを付ける
- 例)ジョブスのスピーチ: 「今日は3つ話をします。一つ目は…」
2. 物語化する
物語化とは何か? 話のフックを作ることだ。 なぜ必要か? 読み手に関心を抱かせ、話に引き込むためだ。
物語化の3つのコツは次のとおり。
- イントロを使う
- イントロとは箇条書きの1つ目の文で、話のつかみ
- 読み手が何に関心を持つかに合わせてイントロの文章を作り、順序を調整する
- MECE崩し
- MECEをあえて崩し、不要な情報は切り捨てる
- 読み手の文脈におけるMECEを意識する(相対的MECE)
- 例)すでに議論のフォーカスがたくさんの施策からAとBに絞られているなら、AとBだけに絞ってよい
- 固有名詞を使う
- 人名、会社名、サービス名などの固有名詞を使う
- 親近感が湧き、自分事として捉えやすくなる
- 例)「我々は」ではなく「営業部第1課は」など、具体名を用いる
3. メッセージ化する
メッセージ化とは何か? 文にスタンスを持たせることだ。 なぜ必要か? 読み手に行動を促すためだ。
メッセージ化の3つのコツは次のとおり。
- 隠れ重言を排除する
- 文脈からして当たり前なことは削る
- 例)「今期は売上を伸ばす」は、会社であれば当たり前なので何も言っていない
- 否定形を使う
- 否定形を使うことで、スタンスが明確になる
- 「AではなくB」や、ソフトな否定形として「AよりB」「AからBへ」を使う
- 例)「利益ではなく、売上を伸ばします」
- 形容詞や副詞は数字に変える
- 例)「新商品をたくさん作ります」→「新商品を3年以内に5個作ります」