世界の一流が休むためにやっていること
Amazonで見る『世界の一流が休むためにやっていること』を読んだ。
著者は、シアトルのテックジャイアントで働く日本人プロダクトマネージャー。 アメリカのトップ企業で働く中で得た、一流たちの働き方を自身の視点でまとめている。
彼らは仕事を人生の一部と捉えて、どこかで仕事を人生と切り離している。 本書では「たかが仕事」と捉えている、と表現している。そうすることで「心の中で仕事をブロック」する。
キーワードは「ブロック」。 心の中で仕事をブロックする。成果を生まない仕事をブロックする、時間をブロックして集中する、人間関係で傷つかないようにブロックする、休日をブロックして全力で楽しむ。
結局は仕事にとどまらない、ただ休むことにとどまらない、人生を自分のものとしてよりよく生きるための方法が詰まっている。
以下は、本書の表現を多く残して整理した自分用の読書メモ。一部、短くまとめたり表記を整えたりしている。詳しい説明や具体例は本書を参照してほしい。
画像をクリックすると原寸で開きます。
箇条書きで読む
心の中で仕事をブロックする
- 自らの人生を生きる
- 人生に当事者意識を持つ
- 仕事は人生の一つ
- 仕事と自分を同一視しない
- 仕事はお金を稼ぐ手段と割り切る
- 仕事は楽しいゲームと捉える
- たかが仕事
- 心が楽になる
意味のない仕事をブロックする
成果の大きい仕事を選ぶ
- 成果が大きい仕事を見抜けるかどうかで9割が決まる
- 誰であろうと仕事を安請け合いしない
- 手を動かす前に、本当にやるべきことを絞り出す作業にとことん時間と労力を注ぐ
- お客さんにとってどんな価値があるのかを、定性・定量で突き詰めていく
理解こそ最強
- 内容を理解して、自分のやることに納得している人は最強
- 始める前に「なぜやるか」にこだわる
- ちゃんと理解するまで合意しないし、手もつけない
- プロジェクトの意図やインパクトを理解するために、たくさん質問する
- 立場に関係なく、遠慮なく質問する
- 相手のメリットを伝えた上で質問する
- 直球で「なぜ」と聞くと角が立つ
- 「ちょっとよくわからなかったです」と伝えるなど
仕事をポジティブに捨てる
- 書くことで、やること・やらないことを説得しやすくなる
- 選択肢ごとに以下を書き出す
- メリット
- デメリット
- 工数
- ビジネスインパクト
- ロジックとデータは、自分の代わりに説得してくれる
- 選択肢ごとに以下を書き出す
- そこまで大事でないタスクは、どんどんP1にしていく
- P0:ないと成り立たないもの
- P1:あればなお良いもの
- P2/P3:影響度の小さい修正や、将来の改善アイデアなど
- やめ上手になる
- 黙って素早く全部やる、から卒業する
時間をブロックする
計画する
- ゴールを設定する
- タスクを分解する
- 新しいタスクを、過去に経験した作業の組み合わせに変換するため
- 分けることが、わかること
- 優先順位をつける
- タスクをP0/P1の2つに仕分ける
- 時間を見積もる
- 分解したタスクの所要時間を見積もる
- 詳しい人の意見を聞く
- 会社全体にとってのメリットも明確にしてお願いする
- 「後で顧客に迷惑をかける可能性をなくしたいんです」
- 「今後の新人教育に活かしたいと思っていて」
- 会社全体にとってのメリットも明確にしてお願いする
- 過去のプロジェクトの記録を探す
- 自分のタスクにかかる時間を記録し、データを蓄積しておく
- 見積もりに苦労するのは、過去の経験が数値化されていないから
- スケジュールを組む
- 結局いつまでに何ができるのかを明確にする
- 最初はP0のタスクだけでスケジュールを組む
- そのほかは忘れる、捨てる
- 現実的な予定を組む工夫
- 10%の余白を持たせる
- 3か月先の休みを予定に入れる
- 勉強の時間を織り込む
休みを取る
- 自分がいなくても回る仕組みを、書くことによって築く
- 進行中のプロジェクトのざっくりした企画書を書く
- このプロジェクトをやる意味
- どういう方針で進めるのか
- プロジェクトの大まかな全体像や構造
- その理由、目的、背景
- 大きな括りで、何を、誰に、いつまでに、なぜ、を意識して書き出す(どのように、は要らない)
- プロジェクトの最初に徹底的に書く
- やるべきタスクの達成条件を挙げる
- 手順は書かない
- 引き継いだ人が新しい創造性を発揮できる
- 進行中のプロジェクトのざっくりした企画書を書く
交渉する
- ETA(Estimated Time of Arrival)を意識する
- 正確な見積もりがあれば、締め切り交渉ができる
- プロジェクトではトレードオフを意識する
- 何かを足すなら、何かを捨てる条件交渉をする
- 自分のタスクと見積もりを書き出して見せる
スイッチングを減らして集中する
- コミュニケーションの時間をまとめる
- ミーティング
- 返信
- 思考と作業に集中する時間をまとめる
- 通知はブロックする
人間関係で傷つかない
フィードバックのやり方
- まず感謝している旨を伝える
- 攻撃ではなく「一歩前に進むための言語化」であることを強調する
- あくまでチームや個人の成長のため
- 絶対にポジティブに
- 感情的にならず、淡々と話す
- 人間性ではなく、仕事のやり方について話しているという態度を示す
- 気づいた時点で早めに言う
- 受け入れるかは本人次第
- あくまで一意見、参考情報として伝える
フィードバックをもらう
- 言葉にして伝えないと、お互いにわからない
- 憶測で心を惑わせるより、勇気を出して周りに意見を求めることで、正しい理解を得る
- 「僕のあの発言、どうでした?」
- 「昨日の私のプレゼン、どうでした?」
- フィードバックは、ミスや弱点を正すことではなく、成長の支援となる
- 人と問題を切り離す
- 誰がミスしたかではなく、どれだけ早く問題を解決できるか
職場で仲間を増やす
- 面倒なことを率先して片付ける
- 自分の得意なことで取り除ける岩から手をつける
- 良いやつであり、常に仲間に囲まれた状態でいる
- アウトプットの質が上がる
褒めない、感謝をする
- ただ褒めることは、相手を操作すること
- 感謝に言い換える
- 「こういう場面で助かった」と伝える
休日をブロックして全力で楽しむ
- 何か全然違うことに没頭することが、リフレッシュすること
- 休みは仕事以外のことに対してオンにすること
- 仕事以外の人生の楽しみに全力投球する時間
- 時間を忘れて取り組めるタスク(時間溶けタスク)を持つこと
- 没頭・リラックスして「脳と体」を休めること
- 生産活動で「メンタルと創造性」を最適化すること
- 週末の過ごし方は金曜日に考える
- 当日考えるとだらけるから
- 過ごし方の例
- 土曜日は思い切り遊ぶ
- 日曜日はインプットをする
- 継続する
- 時間溶けタスクを先にブロックする
- 3秒だけやる
マルチ没頭感を持つ
- 仕事にも、仕事以外の好きなことにも、一つ一つ没頭していく
- 依存先を増やすことで、より自由になる
- 面白さ、好奇心のフォロワーとして生きる