Airflow 3.0が現在開発中となっている。
開発タイムラインによると、3月末にはRCがリリースされる予定だ。
v3.0の主な変更点については、Astronomerが提供する情報が詳しい:
執筆時点でBeta4がリリースされているので、ローカルで試してみる。
Airflow 3.0 Betaをローカルで動かす
BetaリリースはGitHubのリポジトリ上のタグとして管理されているようだ。
PyPIやGitHubリリースは作成されていないようだ。
まずはタグを指定してリポジトリをCloneする。
git clone --depth 1 --branch '3.0.0b4' https://github.com/apache/airflow.git
cd airflow
uvを使ってBreezeをインストールする。 BreezeのインストールにはDockerが必要となる。詳細はGitHub上のドキュメントに記載されている。
uv tool install -e ./dev/breeze
Airflow起動時にpre-commitがないとエラーが出たので、pre-commitをインストールしておく。
uv tool install pre-commit
Breezeを使ってAirflowを起動する。初めて実行する際は、コンテナのセットアップなどで時間がかかる。
--load-example-dags
をつけるとExample DAGsがロードされる。起動するだけだとDAGが存在しないので、つけておくと良い。
breeze start-airflow --load-example-dags
完了すると、Tmuxセッションが立ち上がり、Airflowが起動する。
それぞれのPaneで、Triggerer, Scheduler, API Server, DAG Processorが起動している。
http://localhost:8080/
にアクセスすると、AirflowのUIが表示される。
v3.0のUIを確認することができた。v2と比べて、UIが大きく変わっている。
Airflowを終了するには、Tmuxの左上のセッションでstop_airflow
と入力する。